こんにちは。ブログの更新が半年ぶりになってしまいました。冬の仕事からやっと解放されたので、これからまた頑張ります。ネタもだいぶたまってます。今回は EC-CUBE ネタはお休みして、プリンタネタでブログのリハビリです。
目次
宅配伝票の印刷用に低コストのプリンタが欲しい
低コストプリンタの導入は、ネットショップを運営されている店舗さんにとって一番の課題ではないでしょうか? 毎日、宅配伝票の印刷をしていると、あっという間にインクが切れて、取り替えるのも購入するのも面倒くさいです。
というわけで、「インク代の節約」という視点だけで、プリンタを選んでみました。
魅力的なビジネス用インクジェット
少し前まで、プリンタメーカーさんは、家庭用プリンタを主流にしていたようです。写真が鮮明に印刷できるとか、スマートフォンと簡単に接続できるとか。
でも小さい店舗さんが、どんどんネットショップを始めるようになると、ビジネス用のインクジェットプリンタのニーズが高まってきたでしょうか?(勝手な推測です。すみません)
エプソンさんがビジネス用インクジェットを出しましたよね。そしてキヤノンさんも追随しているようです。最近、低コストを売りにしたプリンタのラインナップが増えているようです。どちらもA4 カラードキュメントの1枚当たりのコストは 0.8円だそうです。(メーカー発表値)
プリンタ本体は少々高めですが、このインク代なら選択肢になりますよね! 印刷スピードも速そうです。
キヤノンさんの「iP2700」がお気に入り
私が気に入っているのは、シンプルで軽くて使い勝手の良いキヤノンさんの「iP2700」です。このプリンタ、結構スゴイんです。
プリンタそのものが安い
何と言っても安さが魅力です。外に置いておいて盗まれても、そんなに惜しくない金額です。何台でも買えそう。
低温に強い
iP2700 は零下でも印刷できます(メーカーは保証していませんが)信州の真冬に屋外で印刷できるプリンタはそうそう無いのではないでしょうか。若干インクが薄くなりますが、黙って印刷してくれます。
ブラザーさんの複合機を外で使おうとしたことがあるのですが、ご丁寧に液晶パネルに「低温のため印刷できません」というメッセージが表示されました。温度センサーが付いているんですね。温度を感知して誤作動を防止するのは素晴らしいですが、諦めないで印刷して欲しかったです。
封筒印刷ができる
iP2700 は、封筒に直接印刷できます。用紙を背面の給紙トレーに入れると、ほぼ直線で印刷されて出てくるので、紙詰まりが起きにくいです。もちろん複数枚給紙できます。
通常の方法では封筒は紙送りされないのですが、印刷の設定で「封筒」を選択すると、なんと!文字が逆方向から印刷されて出てきます。この機能を使って、ダイレクトメールの宛て名印刷や、請求書の宛て名印刷をしていますが、めちゃくちゃ便利ですよ!!
給紙も簡単
背面に用紙を差し込めばOKです。このシンプルさも◎。
ネットショップは意外と色々なサイズの用紙を使う機会が多いです。A5サイズの宅配伝票をはじめ、納品書や請求書の印刷で A4サイズのコピー用紙も使いますし、封筒印刷もしたい。
カセットタイプのプリンタだと、複数のカセットを使えば、それだけプリンタのサイズも大きくなってしまいますし、カセットタイプは用紙の残数が分からないので、印刷してみてはじめて「用紙不足エラー」になってイラっとします。
その点、背面給紙は、見てすぐ用紙のあるなしが分かりますし、用紙の入れ替えも簡単なので、意外と便利なんです。
iP2700 の残念なところ
こんなに素晴らしい iP2700 ですが、唯一にして最大の欠点がありました。
インク代が高い! 高過ぎる!
ブラックとカラーの2種類のインクカートリッジが必要ですが、二つ合わせると、もう1台プリンタが買えてしまうではないですか!
インクが切れると新しいプリンタを買うという強者もいるらしいです。でも、それってエコじゃないし、だいいち、製品のインクは補充用より少ないんじゃないかな。
補充用インクを試してみる
で、まず試したのがこれです。安いし、きれいに印刷できます。でも面倒すぎ! インクが切れるときは、だいたい時間が無いときなので、インクカートリッジに注入なんてやってられないです。
リサイクルインクを試してみる
こちらを試しましたが。。。
インク詰まりのせいか、特定の色が出ず、ひどい印刷結果になってしまいました。
クリーニングを繰り返しましたがどうにもならず、アマゾンで初めて返品という体験をしました。
カスタマーレビューを見ても、そういう意見が多いですね。
インクカートリッジを発見!
そんな中、ちょっと珍しい商品を発見しました。
なんと!インクカートリッジのフタを開けて中身ごと入れ替えてしまおう!という商品です。
フタを開けるのが面倒ですが、初めの1回だけで、次からは中を入れ替えるだけで良いので簡単です。
印刷してみたところ、純正並みにきれいに印刷できます。
しかも、割と長持ちするようです。結構使ってますが、まだインク切れしてません(感覚で言っててすみません)
ただ、変わった商品なので、勇気が出ないのか、皆さん食指が動かないようです。
「この商品を見た後に買っているのは?」を見ると、誰もこの商品買ってない。(^^;) こんな素晴らしい商品なのに、もったいない。
・・・ということで、装着方法を解説しようと思います。
インクカートリッジのセット方法
セットするところを写真付きで説明します。セットしたのが夜だったので、写真が見にくくてすみません。
用意するもの
ちょっと丈夫めなカッターと、大きめのマイナスドライバーがあるとスムーズです。汚れても良い軍手があるとなお良し。作業場所に新聞紙を敷くと後片付けが楽になります。
インクカートリッジを取り出す
iP2700 から使用済みのインクカートリッジを取り出します(写真はリサイクル用のカートリッジですが。。)そして、フタをコジ開けます。この時軍手をつけるなどして手を傷つけないように気をつけてくださいね。
この作業は今回1度限りの作業ですが、慣れないと苦労します。コツを覚えると割と簡単です。
この時点では「えっそんなことして良いの?」と思いつつ、もうカートリッジを買ってしまったので、ちょっとやけくそな気分になっています。
フタを開けたところ。インクが染み込んだスポンジが3つ入っています。インクの中ってこうなってたんだぁとちょっと感動。
スポンジを取り出し、購入したカートリッジを入れます。スポンジを素手で触るとインクが手について、しばらく落ちなくなりますので、カッターで突き刺して新聞紙の上などに出すと良いでしょう。
カートリッジをセットするときは、色の場所を間違えないように注意!
プリンタにセットして完了。試し刷りをします。「インクがない」というエラーが表示されたら、プリンタ本体のオレンジ色のランプを長押しすると解決します。
インクが出ない場合は、インク詰まりの可能性があります。説明書にインク詰まりの解消方法が書いてあります。カートリッジを一度出したうえで、インクの入れ物をぬるま湯につけると良いそうです。インク詰まりの方法として、そんなことして良いんだ!と、ここでも驚きがあります。
プリンタのインクを安く購入する方法(おまけ)
ここまで読んでみて、「そんな面倒なことやれるか!!」という方も中にはいらっしゃるかも。
あと、iP2700 をお持ちでない方もいらっしゃいますよね。
なので、インクを安く買う裏技ですが、(裏技というほどでもないか)アマゾンのマーケットプレイスで、使用期限切れのものを買うのもお勧めです。
例えば、アマゾン で、インクの型番を検索して、純正品の商品のページで「中古品の出品」リンクをクリックします。
中古品の一覧の中に、保証期限切れの商品があることがあります。メーカーが保証する期限が切れているので格安です。
ただし、当然保証期限が切れているので、きれいに印刷できなかったり、最悪、プリンタが故障するというトラブルがあるかもしれません。
私は、今まで何度も利用していますが、そういう目にあったことはありません。保証期限がなるべく新しいモノを選ぶのは当然ですけど。
というわけで、キヤノンさんの iP2700 是非お試しください。
ご紹介したインクカートリッジはこちらです。
長野県駒ヶ根市在住。ネットショップ構築とネットショップ運営サポートをしています。このサイトでは、ユーザーさん向けに役立つIT情報や、技術情報のメモを公開しています。詳しいプロフィール