相変わらず楽天市場とAmazonから差をつけられているYahoo!ショッピングですが(2020年10月現在)、私が出店するならダントツYahoo!ショッピングを選びます。今回は、その理由を解説しますね。

楽天市場&アマゾンとYahoo!ショッピングとの違い

Yahoo!ショッピングは初期費用も運用費用も無料

Yahoo!ショッピングは始めるのも0円、運営するのも0円、売れた時だけ手数料を支払う仕組みなのが嬉しいです。手数料はアフィリエイトを利用しての売り上げかとか、支払方法は何かによって異なりますが、だいたい全部で 8%ぐらいです。

一方、楽天市場は、初期費用が60,000円、運用費用も一番安くて毎月19,500円かかり、さらにシステム利用料(3.5~7.0%)、システムサービス料、アフィリエイト料、決済手数料もかかります(いったい1件の売り上げにどれだけ費用がかかるのかって感じです)

費用・出店プランは、月商目標や商品数など運営スタイルに合わせて選べます。ネットショップ運営のご経験が少ない事業者様が開業しやすい月額固定費が割安なプランや、...

アマゾンは、初期費用はかかりませんが、大口出品プランなら運用費用は月額4,900円+売上手数料になります。 商品点数49点までの小口出品プランなら、運用費用はかからず、売れた時だけ100円+売上手数料(約8~15%)がかかる形式です。

Amazon出品(出店)サービスでは、大口出品と小口出品の2つの料金プランをご用意しており、販売予定商品の数などに合わせてお選びいただけます。出品手数料(販売手数料)は...

楽天市場はYahoo!ショッピングより売れるかもしれませんが、その分費用もかかるので、売れても利益がほんの少しという事態になりかねません。

Yahoo!ショッピングは顧客情報を自由に使える

ネットショップでもリアルのお店でも、商売は顧客情報をどれだけ集めるかが勝負になります。リアルのお店は、お客様の名前や住所を聞く機会が限られるので、ポイントカードなどを発行して顧客情報を収集しています。

一方、ネットショップは、注文主の住所・氏名・電話番号・メールアドレスを必ず取得できるところがリアルのお店より有利です。

ところが楽天市場では、取得した顧客情報を元にDMなどを送ることが禁止されています。お客様とのやり取りは楽天市場のシステム上になるため、お客様のメールアドレスを取得することができません。 万一、楽天市場の加盟店が、自社サイトに顧客を誘導したりしたら相当なペナルティを課されることになります。

これは Amazon も同じです。Amazon の規約によれば、商品の発送後の顧客情報削除が指示されています。

Yahoo!ショッピングでは、そのようなことが一切ありません。お客様の住所や電話番号を使ってDMを売ってもOKですし、お客様とメールで直接やり取りしてもOKです。 これは例えば、楽天市場が突然、利用料を今までの倍にすると宣言したとしても、顧客情報を握られていれば従うしかないということを意味します。

Yahoo!ショッピングは自社サイトのリンクを貼れる

楽天市場や Amazon では、自社サイトのURL の表示は禁止されています。

一方、Yahoo!ショッピングでは、自社サイトのURLを貼ることは許可されています。(2020年8月現在)自社サイトにも店舗独自のオンラインショップを開設していることもあるので、Yahoo!ショッピングで集客して、自社サイトに誘導するということもできてしまいます。

ネットショップ開業をご検討の方へ。ネットショップを開くなら、簡単・無料のヤフーショッピングで。日本最大級の集客力。

お客様にとってYahoo!ショッピングにはポイントが貯まるなどのメリットがありますので、自社店舗とYahoo!ショッピングと2カ所で販売していたとしても、Yahoo!ショッピングを選んでくれるのではないかという自信があるのかもしれません。 とにかく、Yahoo!ショッピングは太っ腹。出店しない手はないですよね。

以上を踏まえてYahoo!ショッピングに向く商材とは何か?

Yahoo!ショッピングは、売れなければ手数料は取られないので、まずはとりあえず出店してみても良いと思います。ただ売れるかどうかは商材によります。

農作物

農家は1年中収穫物があるわけではないので、毎月固定費が取られる楽天市場やAmazon に出店すると赤字になってしまいます。 その点、Yahoo!ショッピングは、売り上げた時だけ手数料を支払えば良いのでありがたいです。 農作物は味が勝負ですから、良いモノを作っている農家さんにとってYahoo!ショッピングは日本中のお客様に宣伝できる絶好の場です。

オリジナル商品

ショッピングモールは価格の比較が簡単にできてしまうので、同じ商品を販売する店舗がたくさんあると価格競争に陥ります。 商品に独自性があって、自社でしか扱えないという場合は、ショッピングモールがお勧めです。

Yahoo!ショッピングに向かない店舗

パソコンが苦手

Yahoo!ショッピングは機能が多く、管理画面が複雑になっています。 注文が入った時、どの商品の注文なのかとか、発送しましたメールを出したいときなど、管理画面の使い方が難しいので、パソコンが苦手な方にはあまりお勧めできません。 どうしても出店したい場合は、パソコンが得意なスタッフに担当してもらうとか、外部にサポートしてもらうなどの工夫が必要です。

仕入れ商品の販売

どこにでも売っているような仕入商品はショッピングモールでは自店舗で買ってもらうための動機付けが難しいのでショッピングモールには向きません。 仕入商品を販売する場合は、レンタルカートを利用して、SNS やブログなどで集客するのがお勧めです。

Yahoo!ショッピングの始め方

Yahoo!ショッピングは、法人でも個人事業主でも申し込めます。取り扱えない商材がありますので、申し込み前に約款をチェックしておきましょう。

「Yahoo! JAPANでネットショップ開業」ストア契約に関する各種約款をご確認いただけます。

Yahoo!JAPAN ID を 取得する

Yahoo!JAPAN ID を持っていない方は取得しておきましょう。無料で取得できますが、認証のため、ショートメッセージ(SMS)を受け取れる携帯電話が必要です。

Yahoo!JAPAN ID は一人一つだけしか取得できません。そのため、お店用と個人用に使い分けるために複数のIDを取得するということはできません。

店舗オーナー以外に、店舗スタッフも操作する必要がある場合、店舗スタッフ各自で Yahoo!JAPAN ID を取得してもらい、それぞれのIDに操作権限を与えることで、各自が操作できるようになります。

Yahoo!ショッピングを申し込む

Yahoo!ショッピングは、以下のページから申し込めます。申し込みフォームに行く前に、Yahoo!JAPAN ID でのログインが求められます。

Yahoo!ショッピングに出店申し込みされる前に必ずご確認いただきたい事項をまとめております。

税務署に提出した開業届けの写しと納税証明書、銀行口座情報の提出が必要になりますが、全ての書類の氏名・住所は一致させるようにしましょう。店舗の所在地と納税証明書の住所が異なると審査が通らないようです。

申し込み後1〜2週間で審査結果がメールで届きます。審査に合格すると、「Yahoo! JAPAN ビジネスID」が発行されます。

Yahoo! JAPAN ビジネスID と Yahoo!JAPAN ID の紐づけ

Yahoo! JAPAN ビジネスID は、Yahoo! が提供する様々なビジネス用のサービスを利用するための ID で、Yahoo!JAPAN ID とは異なります。

Yahoo! JAPAN ビジネスID が発行されたら、Yahoo! ビジネスセンターにログインして、まず、Yahoo! JAPAN ビジネスID と Yahoo!JAPAN ID を連携させます。

Yahoo! JAPANが提供する法人向けのビジネスサービスをご紹介する総合案内サイトです。広告活用でサイトへのアクセスアップ、出店料無料のネットショップ開業で売り上げ...

一度連携させると、次回からは Yahoo!JAPAN ID でログインできるようになります。

Yahoo! JAPAN ビジネスID は サービスごとに複数発行されますが、連携できる Yahoo!JAPAN ID は一つだけになります。

例えば、私は、自分の店舗を運営していますが、他社さんの店舗を構築することもあります。その場合、自社のビジネスID と他社のビジネスIDは異なりますが、自分の Yahoo!JAPAN ID は一つしか所有できませんので、他社さんの店舗にログインするときは、いったん自社のビジネスID との連携を解除して、他社のビジネスIDと自分のYahoo!JAPAN ID を連携させる必要があります。

Yahoo!ショッピングの管理画面にログインする

Yahoo!ショッピングで商品を登録したり、決済方法や送料を設定したり、注文情報を見たりするためには、Yahoo!ショッピングが用意している管理ツール「ストアクリエイターPro」を使います。

Pro とついているので、Standard とか他の種類がありそうですが、現在はこのツール1種類になります。

ストアクリエイターPro の アドレスは店舗ごとに異なり、Yahoo!ショッピングの審査が通るとメールで教えてもらえます。

各種設定を行い、開店申請をする

この時点ではまだ開店していません。

ストアクリエイターProを使って、買い物できる状態まで設定します。具体的には、店舗の基本情報の入力や、送料、決済方法の設定、商品登録になります。分かりやすいマニュアルがあり、設定項目はステップ1からステップ10までとなっていて、順番に設定していけば準備が整うようになっています。

準備が終わったら「開店申請」ボタンをクリックして申請します。申請すると、設定を変更することが一切できなくなります。開店審査のチェックは通常一週間ぐらいです。問題があれば修正箇所の連絡が来るので修正して開店申請を繰り返します。開店審査が合格になれば、無事開店となります。

まとめ

さすがショッピングモールだけあって、Yahoo!ショッピングには、クーポン機能やHTMLメール対応のメルマガ機能、ステップメール発行機能など、ネットショップに必要な販促機能がひととおり揃っています。BASE や STORES など無料で使えるレンタルカートには、ここまでの機能はありません。

ヤフーショッピングは、毎月の固定費、売上ロイヤルティ、初期費用が無料。サービスの特徴をご紹介。

集客力は楽天市場や Amazon に劣りますが、初期費用は0円で、売れなければ費用は一切かからないのに高機能の Yahoo!ショッピング、始めない手はないと思いますが、いかがでしょうか?