専門学校でパソコン講師をしていたとき、Microsoft 関連の資格は全て取得しました。その経験から、Microsoft Office Specialist Excel の資格をお勧めする理由と、資格取得方法を解説します。

資格を取ることの考え方

そもそも資格を取ることが好き

資格を取るのが大好きです。

資格を取ると「合格証」がもらえるのですが、その合格証を保存する専用のクリアファイルを作っています。

たまにクリアファイルをめくって満足感に浸ります。コレクションのようなものですね。

中には、化石のような一太郎検定とか、履歴書に書くのも恥ずかしい秘書検定3級とかもあるんですが、それでも合格証がたくさんあると賢い人みたいな気がして楽しいですよね。

資格取得の目的

資格が必要な職業というものがあります。医師とか教師とか弁護士とか。
一方、資格はあっても、取らなくてもOKな職業もあります。ITエンジニアは資格のいらない職業です。

私にとって、資格とは、それを取るのが目的ではありません。
それより、何か知識を身につけたいと思ったときの道しるべのようなものです。
だから、得ようと持った知識と、取得するべき資格は内容が一致していないと悲惨です。

分かりやすく言えば、大工さんになろうと思ったのに、設計士の資格を目指していたという感じでしょうか。
これから身につけようと思っているぐらいですから、その知識は今は無いわけで、無い知識を得るために適合する資格を見つけるのはそもそも難しいのかもしれません。

IT業界は特にその傾向が強いです。
分野があまりにも広く、分野間の境界が曖昧で、知識が無いと何をしているのか良く分からないことが多いからです。
例えば、Web製作を職業にしたい人が、情報処理技術者試験を受けるのは、全く無駄とは言いませんが、かなり遠回りになってしまいます。

勉強したい内容に合った資格を選ぶことが大切です。

マイクロソフトオフィススペシャリストがお勧めな理由

そんな中、お勧めな資格があります。 マイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist 通称 MOS)という資格です。 中でも、Excel は特にお勧めです。

試験の詳細については、マイクロソフトの公式ページを参照してみてください。

Microsoft Office Specialist Excel がお勧めな人

MOT Excel は、Excel を使ったことがない人、普段使っているがイマイチ自信が持てない人、高校生、大学生、就活中の人にお勧めです。

Excel の習得は業種・職種を問わず必要になりますので、就活にも有利ですし、普段の業務にも役に立ちます。

MOT Excel のテスト範囲には、だいたいの機能が網羅されているので、Excel の基礎がしっかり身につけられます。

そして合格すれば「Excel できます!」「パソコン使えます!」って自信を持って言えるようになります。

Microsoft Office Specialist の資格試験の受け方

会場

試験会場は、専門学校やパソコン教室などで、全国にあります。 専門学校やパソコン教室の生徒でなくても受けることができます。 試験会場はこちらで検索することができます。

日程

全国一斉試験もありますが、随時試験もありますので、受けたいときに受けることができます。

種類

科目は、「一般」と「上級(expert)」がありますが、特殊な業務でない限り、「一般」で十分です。 また、Excel 以外にも、Word や PowerPoint などの科目もありますが、Excel ができれば他のアプリケーションも使えるようになるので、わざわざ取る必要もないと思います。

申し込み方法

試験会場に申し込みます。会場ごとに異なりますので、試験会場を決めたら直接問い合わせてみてください。

Mot Specialist の勉強方法

パソコンで Excel を操作しながら、こちらの本を読み進めます。

一通り進んだら、模擬試験がついていますので、チャレンジします。

間違えたり分からない問題があれば復習し、再度模擬試験をやってみます。

模擬試験で 100点取れるようになれば、合格間違いなしです。